ボトックス注射-イメージ

  • 「ワキガとワキ汗が気になっていて、ボトックス注射を受けたいけど、本当に効果があるの?」
  • 「実際にボトックス注射を受けた人の口コミ評価が知りたい」
  • 「ボトックス注射には副作用などの危険性があるのか気になる」

そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事ではボトックス注射の特徴や効果、ワキガ・多汗症への効果、実際にボトックス注射を受けた方の口コミ評価、副作用などの危険性について、まとめてみました。

「ボトックス注射」の特徴と効果

ボトックス注射がワキ汗に効果がある理由

「ボトックス」は、米国アラガン社が開発した世界的に流通しているボツリヌス毒素製剤で、日本でも厚生労働により認可されています。

ボトックス注射は、美容クリニックなどでシワを治療する注射薬として広く使用されていますが、重度の原発性腋窩多汗症では保険適用が認められています。

ボトックスは、アセチルコリンという神経伝達物質の放出を阻害するという性質を持ちます。

アセチルコリンは汗腺に汗を出すための信号を送る神経伝達物質なので、このアセチルコリンの放出を阻害することによって発汗が抑えられるため、多汗症に効果があるというわけです。

保険適用が認められる原発性局所多汗症とは?

保険適用が認められる「重度の原発性腋窩多汗症」というのは具体的にどのような症状なのでしょうか?

日本皮膚科学会が公表している「原発性局所多汗症診療ガイドライン 2015年改訂版」では、以下のように定義されています。

局所的に過剰な発汗が明らかな原因がないまま 6 カ月以上認められ,以下の 6 症状のうち2項目以上あてはまる場合を多汗症と診断している。
1)最初に症状がでるのが 25 歳以下であること
2)対称性に発汗がみられること
3)睡眠中は発汗が止まっていること
4)1 週間に 1 回以上多汗のエピソードがあること
5)家族歴がみられること
6)それらによって日常生活に支障をきたすこと

引用元:日本皮膚科学会「原発性局所多汗症診療ガイドライン 2015年改訂版」

ボトックス注射は軽度のワキガの方向けの治療としてクリニックなどで一般的に行われているので、「重度の原発性腋窩多汗症」」の診断基準に該当しない場合でも、保険適用外で受けることは可能です。

ただし、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を取り除くわけではないので、中度~重度のワキガの方にはあまり効果が期待できないかもしれません。

ボトックス注射の効果が持続する期間

ボトックスは、アセチルコリンという神経伝達物質の放出を阻害することで発汗を抑えますが、永遠に阻害できるわけではありません。

そのため、ボトックスの発汗抑制効果の持続期間は、個人差もありますが、約半年~1年程度と言われています。

つまり、ボトックス注射は効果を持続させるためには、繰り返し受ける必要があるのです。

ただし、ボツリヌストキシン製剤は長期に渡って使用すると、生体反応として「抗体」ができてしまい、効果が出なくなることもあるそうです。

ボトックス注射の口コミ・気になる効果や副作用は?

大手Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」には、ワキの多汗症を治すためにボトックス注射を受けた方から効果や副作用などについての口コミが投稿されていましたので、ご紹介します。

ボトックスの効果が1年近く持続したという口コミ

こちらはボトックス注射体験者からの口コミで、ワキの多汗症で悩んでいてボトックス注射を検討しているという方の質問に対する回答として投稿されていたものです。

私も多汗症でボトックスを両ワキに打ちました。
個人差はありますが、だいたい半年くらい持つと言われてます。
私の場合はボトックスの効果が1年近くは持ちました。
多汗症ボトックスはどうしても少しづつ効果がうすれていくため、
使用する量が多い方がより持続するとのことです。
また、これも個人差がありますが、効果が出てくるのは3~4日してから。

ワキガなど症状が重い場合は、切開して汗腺を取り除く外科的な
手術の方が良いのかもしれません。

あとは美容外科探しが重要です。
口コミで価格や医師の評判などを見て、自分に合った所を是非探してみてください。

引用元:Yahoo!知恵袋(http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1362907268)

ボトックスの効果は個人差があると言われていますが、この方の場合は1年近く持続したようですね。

「美容外科探しが重要」とコメントされていますが、その通りだと思います。

クリニック選びのポイントとしては、こちらの3つの条件を充たすクリニックを選ぶことをおすすめします。

  • ワキガ・多汗症治療の豊富な実績があること
  • ボトックス注射以外にもワキガ手術などの治療法を行っていること
  • 事前に無料カウンセリングで自分に合う治療法についてじっくり相談できること

耐性がついたせいか効きが悪くなったという口コミ

こちらは、多汗症のボトックスを度々受けていて、だんだん効きが悪くなったという口コミです。

多汗症のボトックスを度々受けているんですが、耐性?がついたのか段々効きが悪くなってきました。

いままでは韓国製のボトックスを受けていましたが、正規のアラガン社のを受けたらまた効きが違うんでしょうか?

引用元:Yahoo!知恵袋(http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14104951839)

この方が指摘している通り、ボツリヌストキシン製剤は長期に渡って使用すると、生体反応として「中和抗体」ができてしまい、効きが悪くなるという性質があります。

ドイツのメルツ社が開発した「ゼオミン」というボツリヌストキシン製剤は、含有複合タンパクが最も少なく、「中和抗体」を産生しにくいことで知られているので、耐性が気になる方は、多汗症の治療で「ゼオミン」を使用しているクリニックを探すといいかもしれません。

副作用で左手の小指が動かないという口コミ

こちらは、ボトックスの副作用で左手の小指がよく動かなくなったという口コミです。

私はひどい多汗症で2年前にボトックス注射をしました。多汗症は少し良くなったのですが、注射のあとしびれが残って今でも左手の小指がよく動きません。調べてみたらボトックスというのはボツリヌス菌という細菌の毒素からできていて、限られた病気以外には使ってはいけないようです。お医者さんには「多汗症は使っていい病気に入っていないので、副作用が出てもそれは自分の責任です」と言われてしまいました。私みたいな人は余りいないのかもしれませんが、よく考えてから治療した方がいいですよ。

引用元:Yahoo!知恵袋(http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1134237226)

この方は、ボトックス注射後にしびれが残って、2年経っても左手の小指がよく動かないという副作用に悩まされているようですね。

ボトックスは厚生労働省からも認可されており、安全性が高いと言われていますが、もともとボツリヌス菌という細菌の毒素なので、副作用の危険性がないとは言えません。

ボトックス注射の副作用の危険性と禁忌

ボトックス注射の副作用の危険性

ボトックス注射の副作用として、どのような症状が出る可能性があるのでしょうか?

医薬品医療機器総合機構の公式サイト内の「ボトックス添付文書」には以下のような記載がありました。

原発性腋窩多汗症患者を対象とした国内臨床試験において、総症例144例中 3 例(2.08%)に副作用が報告された。

その内訳は発汗 3例(2.08%)、四肢痛 1例(0.69%)であった(承認時)。

引用元:医薬品医療機器総合機構の公式サイト内「ボトックス添付文書」

発汗 3例というのは、ワキ以外の場所からの汗が増えたという症状のようです。

また、0.01%と非常に頻度は少ないですが、ショック、アナフィラキシー、血清病という重大な副作用の報告もありました。

危険性が高い疾患・状態は

ボトックスの添付文書の「禁忌」(医薬品を使用すべきではない疾患や状態など)の項目は以下のように記載されていました。

(1)全身性の神経筋接合部の障害をもつ患者(重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症等)[本剤は筋弛緩作用を有するため、病態を悪化させる可能性がある。]
(2)痙性斜頸においては、高度の呼吸機能障害のある患者[本剤の投与により、病態を悪化させる可能性がある。]
(3)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦[妊婦、授乳婦に対する安全性は確立していない。](「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
(4)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

引用元:医薬品医療機器総合機構の公式サイト内「ボトックス添付文書」

一つでも該当する場合は、副作用があらわれる危険性が高いため、ボトックス注射は避けるようにしましょう。

ボトックス注射のような副作用の危険性がある方法ではなく、効果も安全性も高い治療法がいいという方は、最新の切らないワキガ治療を検討してみてもいいかもしれません。

また、ワキガ手術などの高額な治療法以外でワキガのニオイを効果的に解消したい方には、「クリアネオ」のようなワキガ専用クリームもおすすめです。

ボトックス注射の特徴・口コミ評価・危険性まとめ

今回は、ボトックス注射の特徴や効果、ワキガ・多汗症への効果、実際にボトックス注射を受けた方の口コミ評価、副作用などの危険性などについて、まとめてみました。

【この記事のまとめ】

  • ボトックス注射は、美容クリニックなどでシワを治療する注射薬として広く使用されている治療法で、重度の原発性腋窩多汗症では保険適用が認められている
  • ボトックスは、アセチルコリンの放出を阻害することによって発汗を抑るため、多汗症に効果がある
  • ボトックス注射は軽度のワキガの方向けの治療としてクリニックなどで一般的に行われている
  • ボトックスの発汗抑制効果の持続期間は、個人差もあるが、約半年~1年程度と言われている
  • ボツリヌストキシン製剤は長期に渡って使用すると、生体反応として「中和抗体」ができてしまい、効きが悪くなるという性質がある
  • ワキガの原因となるアポクリン汗腺を取り除くわけではないので、中度~重度のワキガの方にはあまり効果が期待できない
  • ボトックス注射を実際に受けた人から、ボトックスの効果が1年近く持続したという口コミがあった
  • 多汗症のボトックスを度々受けていて、だんだん効きが悪くなったという口コミもあった
  • ボトックスの副作用で左手の小指がよく動かなくなったという口コミもあった
  • ボトックスの添付文書には、発汗、四肢痛の他、頻度は少ないが、ショック、アナフィラキシー、血清病という重大な副作用の報告についても記載されていた