アポクリン汗腺-イメージ

  • 「ワキガ手術や治療では脇のアポクリン汗腺を破壊すると聞いたけど、アポクリン汗腺を破壊しても問題はないの?」
  • 「ワキガ手術でアポクリン汗腺を除去することの危険性について知りたい」
  • 「アポクリン汗腺を破壊したら、他の場所からの汗が増えるなど困ることはないの?」

そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、アポクリン汗腺を破壊するワキガ手術・治療の危険性や困ることなどについて、ご紹介します。

アポクリン汗腺を破壊するワキガ手術・治療の危険性

ほとんどのワキガ手術・治療ではアポクリン汗腺を破壊

現在、行われているワキガ手術・治療のほとんどは、ワキガの原因とされるアポクリン汗腺を除去したり、破壊したりするものです。

国から保険適用が認められている「反転剪除法」では、ワキのしわに沿って切れ目を数本入れて皮膚を裏返し、アポクリン汗腺を取り除きます。

参考記事: ワキガの手術にはメリットよりもデメリットが!事前に知っておきたい基礎知識

また、最近注目されている切らないワキガの治療法のほとんどは熱を加えることによってアポクリン汗腺を破壊します。

熱を加えてアポクリン汗腺を破壊する「ミラドライ」という治療法は、アメリカで誕生し、FDA(アメリカ食品医薬品局) により安全性と有効性が認められています。

参考記事: 切らないから痛くない?最先端のワキガ手術の内容と施術可能なクリニック

アポクリン汗腺を破壊する危険性は?

アポクリン汗腺を除去したり、破壊したりすることによる危険性はないのか不安に思われる方もいらっしゃると思います。

そもそも、アポクリン汗腺はどんな役割をしているのでしょうか?

実は、アポクリン汗腺は人間の進化の過程で異性を魅きつけるフェロモンのような役割を果たし、子孫を残すために重要な役割を持っていたと言われています。

しかし、進化の過程で不要になり、体温調節のためのエクリン汗腺が発達したこともあり、以前は全身に存在したアポクリン汗腺の数が減り、わきの下・陰部・耳の中(耳の後ろ)・肛門・乳輪などの限られた部位にのみ残りました。

アポクリン汗腺は全ての人の体に存在しますが、アポクリン汗腺の数や大きさという遺伝的な要素によってワキガ体質かどうかが決まると言われています。

参考記事:優性遺伝だから怖い!母親・父親からの遺伝確率はこんなに大きい! 

アポクリン汗腺の数や大きさは「ABCC11遺伝子」という遺伝子が関係していることが医学的な研究で明らかになっていて、人種間でも大きな差があることが知られています。

参考記事:外国人よりは臭くない?日本人がワキガになる確率とは

日本人の場合は、ワキガ体質の比率は約10~15%と言われており、少数派であることもあり、ワキガ体質の方は周囲から「クサイ」と言われて悩んでいる方も多いようです。

そのため、アポクリン汗腺を切開で除去するワキガ手術や切らずに熱で破壊する治療法が一般的に行われていますが、元々フェロモンのような役割を持っていたというアポクリン汗腺は、身体の重大な機能に影響するものではないので破壊しても特に危険性はないようですね。

代償性発汗の危険性は?

ワキガ・多汗症の手術により、身体の他の場所からの汗が多くなる「代償性発汗」の危険性があるのではないかと不安に思われている方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、「代償性発汗」は、アポクリン汗腺を除去したり、破壊したりすることにより起こるものではありません。

「代償性発汗」は、ETS(胸腔鏡下胸部交感神経遮断術)という手掌多汗症に対して行われている術式の後遺症として知られている症状です。

手掌多汗症は、精神性発汗で大脳からの発汗中枢への刺激が深く関与していると言われています。

ETSは、胸部交感神経を遮断することにより手のひらからの汗を止めるという術式ですが、胸部交感神経を遮断することによって、遮断レベル以下の部位からの発汗が多くなるなどの後遺症があることも知られています。

ETSを受けた方の中には、異常なくらいの発汗量になり、手術を受けたことを後悔される方もいらっしゃるようです。

ワキガ・多汗症の手術や治療と、手掌多汗症のための手術であるETSとは全く別のものなので、アポクリン汗腺を除去したり破壊したりするワキガ・多汗症の手術や治療で「代償性発汗」が起こる危険性はないと考えて問題ないでしょう。

アポクリン汗腺を破壊して困ることは?

アポクリン汗腺を除去したり、破壊したりする治療で困ることとして、ワキ毛の量が減ることがあるようです。

女性にとっては困るどころか嬉しいことかもしれませんが、男性にとっては問題かもしれません。

ただし、ワキ毛を残すように手術や治療を行ってくれるクリニックもありますので、心配な方は事前に確認してみるとよいでしょう。

例えば、ABCクリニックでは、ワキ毛をある程度残すように手術することも可能だそうです。

参考記事:失敗事例はある?ABCクリニックのワキガ治療の口コミ&評判!

脱毛のワキガへの影響まとめ

この記事では、アポクリン汗腺を破壊するワキガ手術・治療の危険性や困ることなどについて、ご紹介しました。

【この記事のまとめ】

  • 現在、行われているワキガ手術・治療のほとんどは、ワキガの原因とされるアポクリン汗腺を除去したり、破壊したりするものである
  • 元々フェロモンのような役割を持っていたというアポクリン汗腺は、身体の機能に影響するものではないので破壊しても特に危険性はない
  • 「代償性発汗」は、ETS(胸腔鏡下胸部交感神経遮断術)という手掌多汗症に対して行われている術式の後遺症として知られているものであり、アポクリン汗腺を除去したり、破壊したりするワキガ・多汗症の手術で起こるものではない
  • アポクリン汗腺を除去したり、破壊したりする治療で困ることとして、ワキ毛の量が減ることがある

ワキガの悩みは本人にとってはとても深刻なので、手術をしてニオイの悩みを根本的に解消したいと考えている方も多くいらっしゃるようです。

ワキガの治療を得意としているクリニックでは、無料カウンセリングも受け付けているので、不安に思う点については遠慮なく質問して、不安を解消してから手術や治療を受けることをおすすめします。

こちらの記事では最新の切らないワキガ治療が受けられるクリニックをご紹介しています。

ワキガ手術・治療を受けたいけど、やっぱり不安という方には、効果的にワキガのニオイを解消できると評判の「クリアネオ」のようなワキガ専用クリームもおすすめです。